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2025年08月12日

最近読んだ本(吉田)

北米発着の海上コンテナ輸送、全世界へのフラットラック・
オープントップコンテナ(オーバーゲージカーゴ)の輸送を得意としていますが、
最近中南米、インド向け、中国から日本への輸入も積極集荷しているジャパントラストの吉田です。


最近、読書されていますか?
巷では「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本が売れているくらいです。(私は読んでいません)
確かに、学生時代ほど集中して読めなくなってしまいましたが、
娯楽的な漫画・雑誌だけでなく、小難しい本をゆっくりじっくり読む時間も確保したい今日この頃です。


突然ですが、この詩をご存知ですか?


“みんなちがって みんないい”


これは教科書にも載っている有名な詩「私と小鳥と鈴と」の一節。


初めて読んだ時は、情景が浮かぶようだし、擬人化する視点が面白い、と感じました。
ただ、受け取り手次第なのでしょうが、私はこの詩に何となく違和感を感じていました。
相手や自分を認めているようで、その実 変わることを最初から諦めているような卑屈な感情も内包している気がして、心からこの詩に納得ができない気持ち悪さのようなものがずっとあり、でもはっきりと言葉には出来ないでいました。


二十年近く経過した今、私のこの違和感をあっさりと言語化してくれたのが、最近読んだ下記の本でした。

“「みんな違ってみんないい」のか? — 相対主義と普遍主義の問題”

以前読んでいた別の本で紹介されていたところ、気になって読み始めました。


抜粋すると、
“「正しさは人それぞれ」でも「真実は一つ」でもなく、「正しさはそれに関わる人々が合意することで作られる」ということ”

「真実は一つ」では、自分と異なる考え方を否定することになる。
だからといって「正しさは人それぞれ」では、そこで思考停止し、分かり合えない相手とは関わらず、互いに理解し助け合うことから離れていくことを助長しかねない。
どちらも、相手のことをよく理解しようとしない点では似たようなもの。
正しさをつくっていく過程は、ときに傷つきながら学び成長する過程であり、それは今の自分を否定して、今の自分でないものになること。
なるべく暴力をなくして、「より正しい正しさ」を作っていくように努力すること。
「人それぞれ」と言ってしまいたくなったときにも踏みとどまって、相手のことを理解し自分のことを理解してもらおうとする努力を放棄しないことだと。


今を生きる私たち全員に通じる話だなと感じました。
世界中のみんなが実践できれば、少しはより良い世界に近づけるんじゃないかなと。
自分ひとりに何ができる訳でもありませんが、一日でも早く平和が訪れることを祈っています。


ちなみに、前述で詩を否定するようなことを書いてしまいましたが、詩というものは様々な解釈が出来るのが魅力ですし、正しく評価するのであれば、当時作者がどのような時代・境遇を生きていたかも考慮すべきだと思うので、あくまで幼い頃の私の一個人的感想であることをここに残しておきます。


皆さんは最近、どんな本を読みましたか?
おすすめの作品があれば是非教えてください😊


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その他向け地も積極集荷中です! 各特設サイトは下記よりご参照ください。

メキシコ / ブラジル / インド

投稿者

ジャパントラスト株式会社 

吉田 理紗


カスタマーサービス アシスタントマネージャー 名古屋市出身。近頃腰痛に悩んでおり、腹筋やプランクに励んでいます。腰痛予防に良いトレーニングがありましたら是非教えてください!
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